作曲家、演奏家、役者、舞踏家、ダンサー、詩人、美術家、パフォーマー、
デザイナー等が関わり、公演をかたちづくる。
その公演の脚本を担当するものが、さまざまの習作公演と脚本の関係を思考し、本公演でアウトプットする。
プロジェクトなづきのコンセプトは「今、ここを更新する。すべての表現を翻訳し、繋げるプラットホーム」。
プロジェクトなづきのオリジナル動画コンテンツです。随時更新予定!
ランドリー・メッキギンザ・ザ
鳥虫瞰碑アナザーストーリー〜ケース:フィフィ〜
2023年5月20日(土) 吾野宿
プロジェクトなづき
吾野宿公演
「門」
あれからどれくらい経ったのだろう。不思議な行進に導かれるように、ストーブ前に座る老人(ゴーレム佐藤)のもとに傷ついた男(田口和)が訪れる。
今日は100年に1度の奇跡が起こる日。会話を重ね、やがて思い出される日々。打ち明けられなかった思い。
風車はまわり、そして……。
250年続く旅館をひとりで切盛りする女将、美咲(川津望)。
今日は久しぶりに神崎(月読彦)という来客があるらしい。
薬罐の付喪神勘助(山田零)、訪問着の付喪神錦(今井歴矢)そして座敷童(伸枝)の遊ぶ中庭。
どこからともなく現れる岩田信之(田口和)と美咲はすっかりよい仲だ。
「帰ってくる、帰ってくるよ」精神に支障をきたしている長男秀人(上野憲治)が叫ぶ。彼は帰ってきたのだ。
美咲の夫康史(ゴーレム佐藤)、7年間の失踪から夢のように。
どこか様子のおかしい康史は何故失踪したのか。それから奇妙なことが旅館で起こりはじめる。そう、わかっていても口にしてはいけないことと共に。舞台は吾野。3章からなるプロジェクトなづきによる物語絵巻。